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2014年11月 6日 (木)

情熱ですね

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大先輩の築地仲卸の浦井さんと、東京南青山の“天ぷら元吉”さんがいらっしゃいました。

なかなか職人さんと直にお話しできる機会は今までなかったのですが、仕事に対する考え方や姿勢などたくさんのお話を聞かせていただく中で、料理をつくることと、僕たちがエビを育てることには、業界はちがうけれど目指す道としては通じることが多いような気がしました。

正直ここまで細かく緻密に考えられて素材を大事に活かす努力をされているとは、僕の想像をはるかに超えていました。

また、僕たちのような生産者が全国各地にいて、それぞれに旬の時期があったり、水揚げが多かったり少なかったりするなか、仲卸さんが安定供給するため先を常に読みながらの絶え間ない努力をしていただくおかげで、安定して職人さんの手に渡り、たくさんの方に食べて頂いてるんだなあと、あらためて感動しました。

今後も思う存分エビに仕事に熱中させてもらって、次の課題にも挑戦させてもらって、さらにたくさんの方々のお役にたてれば最高ですね!

2014年10月24日 (金)

成長の季節

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秋も深まり、エビ達はもりもり脱皮してぐんぐん成長しています。

環境や栄養などの条件がより良くなってくると、エビ達はもともと持っている潜在能力を見せてくれます。

ふっくらと身が張ってきて、色つやが良くなり、体力が向上していきます。

ただし条件が良すぎるため成長がとても早く、すぐに次の脱皮に入ってしまうため、当養殖場では最近水揚げが少ない状況が続いています。

脱皮前はエサを摂りませんので(内臓の腸管も一緒にぺろーんと脱皮します)カゴに入らないですし、脱皮後も殻が柔らかいと接触に対する警戒心が強くなるようで、カゴに入りにくくなってしまいます。

どんなにエビがたくさん池の中にいても、殻が堅くカゴに入ることのできるタイミングのエビが少ないため、水揚げが少なくなってしまうのだと思います。

その年の種苗の特性などもありますが、どうやらもうしばらくこの状況が続きそうです。

でも高成長の時期ももうあと一時で、冬が近づくと脱皮をあまりしなくなり、殻がしっかり固くなっていきます。

それまではとにかく気持ちよく過ごしてもらって、エビ達が好きなだけ大きく育つことをお手伝いさせていただきま~す。


2014年9月22日 (月)

エビのマニアです

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先日、長崎新聞のながさき達人図鑑のコーナーでご紹介いただきました。

変なマニアではありませんのでご注意を。

この仕事にたずさわってあっという間に14年が経ちました。

あっという間の様ですが、いろんなことがありました。

恐怖・プレッシャーから胃薬飲みのみ仕事していた時期もありました。

結局、この仕事をしていて一番怖いのは、エビのことを分かったつもりになることだなぁと感じます。

謙虚な姿勢がゆるんだ時に、けっこう痛い目に合うことが多いような気がします。

たくさんの命をあずかっていること。現場のみんなのおかげでいい仕事が続けられること。今日も好きな仕事にたずさわれていること。そのおかげで自分がまともに生きられること。

たまにそういう初心を思いながら、がんばっていきましょ~!

2014年8月20日 (水)

エビ達を信じて!

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いよいよ、今シーズンの初出荷です。

何年やっても、初出荷の日は特にドキドキします。

まだまだ小さいエビ達は、築地へ向かって旅立っていきました。

築地の皆様、今シーズンもご指導よろしくお願いします!

エビの品質については毎日水の中で観察しているので大体は分かるのですが、いざ水揚げしてみないと厳密なところまでは分からないところが、出荷の怖くもあり面白いところです。

とにかく、自分たちがやってきたことと、かわいいエビ達を信じるのみ!

がんばります!!!


2014年7月26日 (土)

感謝と謙虚の夏!

 
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いよいよ、暑い夏がやってきました。

エビ達はすくすくと育ってくれています。

今年は、平年に比べて5月に高水温となり、6月~7月中旬までは逆に低水温が続き、エルニーニョで冷夏になるのかと思いきや、平年以上に暑い夏になるとの予報が発表されました。

平年に比べて暑かったり寒かったり、雨が多かったり少なかったりということは、水の中では陸上よりも大きな影響があるように感じます。

それによって、何か違和感があるな~という状況になることもあり、その状況や原因にきちんと気づけなければ不正解の対応をしてしまいかねません。

なので、エビ達が本能のまま素直に育ってくれること、季節があたりまえにきてくれること、微生物が結果的に良い働きをしてくれることに感謝しながら、僕たち現場スタッフはいつも謙虚な姿勢でしごとに打ち込み続けることが大事です。

さてさて、これからの季節はどう動いていくでしょうか。

1つ1つの気象条件もスパイスとなり、遅かれ早かれエビ達の活力や味に影響していきます。

どうか、すばらしい車海老になれますように!

2014年6月25日 (水)

子育て中です

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いよいよエビ達との生活がはじまり、慌ただしくも幸せな日々を過ごさせて頂いております!

あっというまに、人間に例えると小学生くらいかな?というところまで無事に成長してくれました。

この前まであどけない赤ちゃんだったのに、もうやんちゃにぴんぴん跳ねまわっております!

子供の成長は早いですね。この生命力にはいつも感動させられます。

今日も明日も精一杯お世話させていただきます!

ありがとうございます!

2014年5月16日 (金)

整いました!

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いよいよ取水開始です。

遠くで見ると分かりにくいですが、池は池干し直後と比べるとすご~~~く蘇ってます。

ここまでくればやっとひと安心できます。

全職員がやるべきことをきっちりやれたと思うので、ここからは焦らずに愛する稚エビ達を待ちたいと思います。

20日間、プランクトンがほどよく湧いた水をつくりながら、ひたすら待ちます。

はやくエビ達に逢いたいっ!!!という気持ちをおさえながら、ひたすらその時を待ちます。

2014年4月10日 (木)

悔いのない一日を!

 Kimg0342 いつも思うことですが、僕の大好きなこの仕事に確実な未来はありません。

いつ何時、エビ達に、池に、自然に、人に、養殖場に何が起こるか分からないのが車海老の養殖だと思います。

なので、なにかあった時に後悔とか言い訳をしなくていいように、自分が今日一日を、悔いのない一日にできるかどうかが大事なんだと思います。

エビ達のこと・池のこと・スタッフみんなのことをきちんと悩みながら、地道なしごと・地道な努力を積み重ねていくことしか、去年の自分より成長できる方法はないのかなと思います。

そうやってひとりひとりが成長して、去年の東興のくるまえびを超えることで、より世の中のお役にたてればいいですね!

 

 

2014年3月 3日 (月)

伝えるための仕込み

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   出荷シーズンが終わり、さっそく池の掃除にとりかかっています。

ばりばりの肉体労働なので、体は年末並みにしんどいです・・・。

特に親方スタッフ2名は、「腰が・・・」、「腱鞘炎が・・・」と眉間にしわを寄せながらも、老体に鞭打って、エビ達のためにがんばっておられます。

こんな時、彼らが一瞬だけブルース・ウィリスよりも頼れるおじさんに見えたりするので不思議ですね。

どれくらい池や砂が傷んでいるか池の隅々まで細かく感じながら、どういう工程で整備すべきかということを考えながら進めていきます。

まずは、良いエビ達を育てるための、良い池を育てるための、大事な仕込みです。

手間ひま、労力を惜しみなくかけて、見えないところまで、細部までこだわった仕事を積み重ねます。

2014年2月14日 (金)

記憶に残る車海老を

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 今シーズンの活車海老の出荷は、先週末にようやく終了いたしました。

築地をはじめたくさんのプロの方々に扱っていただき、全国たくさんのお店やご家庭で食べていただいたんだと思います。

東興の車海老とご縁があった皆様、ありがとうございました!

来シーズンも、ただ単に食材としてのクルマエビということだけではなく、味も姿もうっとりするくらい気持ちのいい車海老を育てて、また食べたい!仕入れたい!贈りたい!と思ってもらえるような、必要としていただけるような車海老を育てていきたいと思います。

2014年1月21日 (火)

松浦市ブログで紹介されました

 今シーズンの出荷も終わりが近づいてきました。

そんななか、松浦市のブログでご紹介いただきました。

→ http://matsuurafukuoka.blog88.fc2.com/

もうすぐ今シーズンのエビ達ともお別れだな~・・・と、この時期はなんとなく寂しい気持ちになります。

エビ達と向き合う日々は、いつもいろんなことを考えたり、思い通りにいかなかったり、もどかしかったり、楽しかったり、苦しかったり、恐怖だったり、休みも無くて大変ですけど、やっぱりそんな日々が楽しいです。

そして、今シーズンが終わった瞬間から来シーズンの仕込が始まります。

やるべきことや、考えるべきことはたくさんあります。

僕の人生の後半戦で、どれくらい自分自身が精進できるかということも考えながら、エビ達とも向き合っていきたいと思います。

2014年1月 1日 (水)

本年もよろしくお願いします!

 昨年も、たくさんの方に支えられ、無事にたくさんのエビ達を出荷することが出来ました。ありがとうございました。

特に築地の皆様は、毎日たくさん取り扱っていただき、ありがとうございました。

嵐のような年末の出荷作業を無事に終え、東興スタッフ一同、ホッといたしました。

全員が体力的につらい、キツイ、厳しい状況でしたけど、何とも言えない充実感がありました。

手がふやけて刺されてボロボロになりながらも、懸命に頑張るみんなの姿に、感動しました。

スタッフ全員が自分との闘いに勝利できたと思います。

たまには、自分の限界に挑戦するのもいいものですね。

仕事を通して、毎日、毎年、いろんなことを教えられている気がします。

2014年は、私なりに昨年体験したいろんな発見や課題を踏まえて、より良い方向へ皆と一緒に進んでいきたいと思います。

なお、今シーズンの出荷は、1月下旬に終わる予定です。

本年も東興の車海老をご愛顧くださりますよう、よろしくお願いいたします!

2013年12月23日 (月)

仕込み完了です!

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いよいよ、今年もあと一週間になりました!

一年間最善を尽くして育ってくれたエビ達が、世の中の多くの方々のお役に立つべき時です。

現場では、そのたくさんの需要にお応えするための準備がようやく完了いたしました。

これからの一週間、現場スタッフ一人ひとりが、自分との闘いに挑みます。

こんな素敵なスタッフ達と仕事できて、たくさんのエビ達と触れ合えて、僕はつくづく幸せ者だなぁと思う次第です。

お取引先の皆様、最終日まで東興の車海老を精一杯お届けしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2013年12月12日 (木)

長崎新聞で紹介されました

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いよいよ、作業場の方はかなり慌ただしくなってきています。

そんな作業風景を長崎新聞でご紹介いただきました。

たくさんの需要にお応えするため、熟練スタッフ達はついに本気モードに入りだしております!

これから年末に向けて、品質を維持しながらさらにスピードアップしていきます。

最期には秒単位の世界になり、緊迫した空間で濃密な時間が流れます。

年末はとても大変ですけど、すごく楽しみですね。

2013年12月 3日 (火)

生中継終わりました!

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NHKさんの生中継、無事に終わりました。

生中継ということで現場は緊張に包まれてましたけど、なんとか、かまずにインタビューにも答えられたのでホッとしました。

アナウンサーの山本さんをはじめ、違う業界のプロの方々に接することができ、とても勉強になりました。

ありがとうございました!

2013年12月 2日 (月)

一般のお客様へ

 「個人の注文も直接申し込めるの?」との多数のお問い合わせをいただいています。

もちろん、一般のお客様のご注文も、発送1件からでもお受けしています。

規格は、300g(約10尾)、500g(12~16尾前後)、1kg(25~30尾前後)のほか、ご予算に合わせてもお受けできます。

直販価格については、お電話でお問い合わせください。

ご注文、お問い合わせは

TEL:0955-47-2100

FAX:0955-47-4082

まで、どうぞよろしくお願いいたします。

2013年11月28日 (木)

今年のは大きいですよ!

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今年も、お歳暮やお取り寄せなどのたくさんのご注文ありがとうございます。

“今年のエビの出来はどう?大きいの?”

と、たくさんの方からお電話をいただきました。

強く、美味しく、うっとりするほど美しいエビ達に育ってくれました。

こんなに立派に育ってくれて、いとおしいやら、ありがたいやら、嬉しいやら、感無量です。

今年は、11月上旬までずっと例年より暖かかったので、昨年よりもひとまわり大きく育ってくれました。

特に大きいエビは、箱から取り出すときにバチンバチンとすごい迫力で跳ねたりしますので、慣れない方はお気を付けくださいませ~!

2013年11月23日 (土)

市場のご紹介

いい機会なので、築地の流通についてちょっとご紹介します。

築地では、毎朝3時半頃にまず大卸による検品が行われます。 Kimg0203
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何十社とある各生産者ごとに、たくさん出荷された中から1~2箱中身を開けて、重量とアガリ(死んでしまったエビ)の数をチェックされます。

仲卸各社は、この検品結果を参考の1つとして、セリ落とします。

セリ落とされたクルマエビは、仲卸各社で箱から取り出され、いったん水槽にもどされたり、再度厳密に品質・サイズ分けされたりした後、各飲食店のお客様へ流通していきます。品質の良いメーカーのエビは、中身を開けずに箱のまま流通する場合もあります。

飲食店の職人さん達の評判や、仲卸各社で実際に扱ってみた結果などがまた判断材料として蓄積され、翌日以降のセリへと反映されます。

Kimg0206次は、セリ順についてです。

5社ある各大卸は、全国から集荷したクルマエビのメーカー別に、競る順番を決めて並べていきます。

このとき、一般的にその時期の評価の高いメーカーから順番に並べられます。

ありがたいことに、私達の育てた東興の車海老は、トップに並べられています。

しかし逆に、大卸の看板商品としての責任も重大で、必ず、毎日、安定してかなり高レベルの商品を、安定した数量で出荷し続けることが求められます。

セリ落とされた後も、各仲卸でも看板商品として販売されるので、1箱、1尾でも品質の落ちる商品があれば、かなり迷惑をかけてしまうことになります。

良くて当たり前で、今日はたまたま調子が悪かったということは許されません。

自分たちがエビを出荷した後は、たくさんのプロの方々や、料理人・職人の方々に、びっくりするくらい細かく吟味されているということを常に意識することが大切なんですね。

 

築地へ!

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久しぶりに築地へ行って参りました!

ここはかつて私がエビ修行をさせていただいた大切な場所です。

ここには、私にとって兄貴のような、親父のような、師匠のような方々がいらっしゃいます。

おそらく世界の市場のなかで、一番仕事に厳しいけれど、やりがいがあり、おもしろく、人情のある素敵な場所だと思います。

久しぶりに築地の皆様にお会いでき、また、新たな出会いもあり、実に楽しい一日でした。

12月の最盛期へ向けて、たくさんの気合と、来シーズンへ向けての課題を頂いて参りました。

精進あるのみです!

2013年11月19日 (火)

おせち関連のお客様へおねがい

 業務筋関連のお客様、いつも東興の車海老をご愛顧頂きありがとうございます。

産地証明につきましては、各市場の大卸様、仲卸各社様からご案内いただいたと思います。

それとは別に、おせち関連の仕入れ担当者様から、年末の仕入れに向けて“受注確認書”を送付してほしいとのお問い合わせをいただいています。

当養殖場では、市場様向けや、個人様向けの宅配など、年末の需要にお応えするため出荷量を大幅に増やす準備を整えておりますが、車海老は特性上、寒波などの天候により出荷量が思ったように増やせない可能性もあります。

生き物でもあり、必ず必要な数量の納品をお約束できる商材ではありませんので、確認書につきましてはどうかご容赦のほどお願いいたします。

お取引先の仲卸各社様とご相談の上、仕入れ時期のご判断をお願いいたします。

2013年11月 6日 (水)

産地証明のご案内

 食品偽装の問題が全国各地で問題になっているようです。

この問題のためか、特におせち関連での産地証明のお問い合わせが増えております。

ご要望があれば、当社からは大卸各社に産地証明を送付しますので、大卸・仲卸各社を通じてのご依頼をお願いいたします。

関東地区・・・中央魚類㈱様、仲卸各社様

中部地区・・・中部水産㈱様、仲卸各社様

関西地区・・・大京魚類㈱様、仲卸各社様

九州地区・・・福岡中央魚市場㈱様、仲卸各社様

一生懸命に育てたエビ達が、消費者の皆様へきちんと届けられることを願います。

2013年11月 3日 (日)

ソラタネに載りました

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ソラシドエアーの機内誌ソラタネでご紹介いただきました。

いつものウェットスーツ姿で毎日がんばっております!エビヲタクです!

機内誌を見ていただいた皆様、よかったら一度たべてみてくださいね。

一方、養殖場の方は、最近やっと例年並みの気温になってきてエビ達は快適に過ごしてくれています。

身の透明感・活力・味が向上してきて、とても安定感があります。

市場関係の皆様は、そろそろ箱止めでもけっこう大丈夫になってきているのではないでしょうか?

今年のエビ達は、僕にとってまだ未知の領域があります。

最終的にどこまですばらしいエビに育つのか楽しみです!

2013年10月13日 (日)

やっと秋ですね~

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台風24号が去ってから、やっとすがすがしい秋になりました。

エビ達はより美しく大きく育っています。

ついに手のひらにおさまりきれないサイズに成長してきて、毎日見てても迫力がありますね。

それにしても、今年は、秋を感じるまでがとても長かったような気がします。

超高水温や、豪雨の連続、二枚貝に毒性のある赤潮の発生など、はじめて遭遇することも多々ありました。

大変でしたけど、これまで以上に毎日エビと真正面から向き合うことができ、充実した夏だったと思います。

これから冬に向かって、もっとエビ達の能力を引き出してあげれるように、精いっぱいお世話させていただきます!

とにかく、毎日、楽をせずに、熱中すること。一生懸命やることですね。

2013年9月16日 (月)

エビの性格

 クルマエビにも性格ってあるんですか?というご質問をいただきました。

人はそれぞれいろんな性格がありますが、実は、エビ達にもそれぞれ違った性格があると私は感じます。

ただし、1尾1尾それぞれが大きく違う性格を持つというわけではなく、どちらかというと“群れ”としての性格です。

親の産地とか、DNAとか、その年の気候とか、いろんなことが影響するのかなと思いますが、実際に養殖場で育成すると、その年々で確実に性格は違います。

おもしろいことに、池の中と外で、真逆の一面を持っていたりします。

池の中で物怖じせずに積極的な子は、水槽に揚げてくると大人しかったり、池の中で大人しい子は、水槽で激しかったりします。

また、小さいころは活発だったのに大きくなるとまったりしたエビになったり、小さいころは臆病だったのに大きくなると気合がハンパでないエビに育ったりと、様々です。

なるべく、その年のエビ達の性格の良いところを活かしてあげたいな~と思いながら、毎日お世話しています。

2013年8月18日 (日)

炎暑に負けず!

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いよいよ、今シーズンの出荷開始です!

おかげさまで、ついにこの日を迎えることができました。

まだまだ小さめサイズですが、少しずつ出荷していきますよ~!

今年は今までにないような暑さになり、養殖池も過去最高の水温が既に10日以上も続いていますが、エビ達はなんとか元気に過ごしてくれているようです。

これからは、このような暑さが当たり前になっていくのかもしれないですね。

気象条件はとても厳しいですが、与えられた課題が大きいほど自分達も成長できるチャンスだと思いますので、精いっぱいやるべきことに向かっていきたいと思います

そして、昨年の品質をさらに超えるべく、仕事をより深く追及していきたいと思います。

2013年8月 7日 (水)

ダイナミックですね

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一昨日まで全国的に大気の状態が不安定で、当養殖場もすごい豪雨と雷に見舞われました。

そして昨日からは一転してまた猛暑に突入です。

今年は、晴れればすごい猛暑、雨が降ればすごい豪雨と言った感じで、お天気が極端に変化します。

こういう時は、塩分濃度・日照時間・気温・水温がダイナミックに変化するので、水の中でもダイナミックな変化が起こります。

あらゆる生物たちはいつも増殖・成長・繁殖したがって生きていますので、環境が大きく変化すればそれまでの環境に適していた生物は劣勢になり、次の環境に適する生物が急激に勢力を伸ばし優勢になります。

まさに今も、こういう生物達の種のせめぎ合いが池や海の中でめまぐるしく起こっています。

また、こういう時にバランス悪くある特定の種だけが急激に繁殖してしまえば、赤潮などで一時的に負の連鎖に陥ってしまうこともあります。

でもやがてそのうちに種の多様性は徐々に復活し、またバランスが保たれて、穏やかになります。

猛暑のなか、“やっぱり大自然って偉大だよね~”と、水中でひとり思いふけりながら、今日も潜水作業をさせていただきました。

2013年7月13日 (土)

生き生きと!

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 エビ達が池に入ってから、早くも一ヶ月以上が経ちました。

池に入りたての頃は、赤ちゃんの頃との環境の違いからか、すごくビクビクおどおどした様子でしたが、今ではすっかり池になじんで気持ちよくのびのびと過ごしてくれています。

不思議なもので、エビ達が気持ちよく生活してくれていると、池の中の微生物も良いバランスを保ちやすいような傾向にあります。

そんな時は池の中の砂や水にさえ、生き生きとした生命力を感じ、ついでに僕たちもうれしくなって生き生きしてきます。

このような好循環のサイクルを維持するために、見える物事をいつも見続けることと、見えないところで何が起こっているのかをいつも想像することや、時にエビになって考えてみたり、微生物になって考えてみたり、大きい池になって考えてみたりして、より好循環になる確率の高い答えをいつも考えておくよう心がけています。

エビ達や微生物達のおかげで、いろんなことを体感しながら考えながら、濃密な時間を過ごさせてもらっています。

2013年6月21日 (金)

はじまりました!

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 いよいよ、育成期間に突入しました。

エビ達は透き通った綺麗な体で、毎日モリモリ食べて、モリモリ脱皮して、ぴょんぴょん跳ねながら元気に育っています。

今シーズンも一日一日を大事に、エビ様満足度向上に励みます!

2013年5月20日 (月)

時を待つ

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池の整備はやっとすべての工程を終え、あとはベストのタイミングで稚エビが届くのを待つばかりです。

そんななか、もうすぐ養殖場に来る稚エビ達に会いに鹿児島まで行ってきました。

今年もたくさんの車海老たちの命を預からせていただくことになります。

僕たちがその命をお預りして世の中へ送りだすまでの間は、心地よく、ストレス無く、のびのびと育ってほしいなぁと思います。

そうやって育ったエビ達はきっと高く評価され、流通や調理の過程でも大事に扱ってもらって、“おいしい!”と最期に感動してもらって、一生をまっとうすることができると信じています。

2013年4月27日 (土)

砂を磨く

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エビ達を育む砂は、パウダー状のふっかふかな状態に仕上がりつつあります。

雨と風と太陽とこの土地の微生物達の力をお借りして、何度も何度も何度も砂をほぐして、やっとここまで来ました。

そして、さらにここから仕上げの工程を経て、いよいよ完成です。

池のすみずみの低層まで美しく成った砂をうっとり眺めていると、1日1日の積み重ねが大事だな~と、あらためて実感しますね。

2013年4月19日 (金)

いい感じです!

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毎年、池を干している期間中になにかしらのバージョンアップをはかります。

今年は、池の呼吸能力アップ・池の補強・豪雨対策の3つの工夫をバタバタとみんなで一生懸命に行いました。

社内土木部にも協力していただき、池は確実により良い方向へまた一歩前進することができたと思います。

そんななか、私はセメント2袋を抱えたとたん、生涯初のぎっくり腰になってしまい、同僚にずいぶん迷惑をかけ助けられました。

治りかけた時に“腰痛は鍛えれば治る!”となぜか勘違いし、ランニングで悪化させ、結局治るのに1か月ちょっと掛かってしまいました。

いつの間にか35歳・・・。

いつまでも若い感覚でいるとえらい目にあいますね~。

諸先輩方のお気持ちや御苦労が少し分かったような気がします。

これからはもうちょっといたわりながら鍛えてがんばります!

2013年3月 9日 (土)

私の役割

車海老の養殖は自然相手で、いつ何時想定外のことが起こるかもしれないという恐怖感があります。

その恐怖感に打ち勝つには、ひたすら真面目に自分達の納得できる仕事を積み重ねるしかありません。

その分厚い土台の上に立ってはじめて、自分達のやってきたことに自信を持っていろんな判断をすることができます。

養殖期間中にいろんな判断をするのはとても難しく、エビ、池、海、天候などすべての条件が流動的ななかでは、スピードや経験や勘が必要になります。

なので、何かしらの変化や兆候、機微があるたびに、いつもいろんな可能性について考えシミュレーションします。

こういう現場では、トップダウンでやるよりも、皆が見て、考え、提案し、動く方が柔軟にすばやく対応できると思います。

また、無意識にそうしてくれている同僚スタッフ達のことは、お世辞でなく尊敬しています。

ここでの私の重要な役割の一つは、この現場にとっての考え方・方針・計画をつくり、現場の皆様に伝え続けることです。

そのためにいつも自分なりに考え抜いておきます。

このとき重要なのは、夜とか早朝とか仕事外の時間に考え抜いておき、勤務時間は同僚と一緒に自分も必ず作業にあたることです。

現場の一番近いところで実際に体感しながら考えなければ、本当のことは何も解りません。

難しいようですが答えは簡単で、最終的なゴールは、私達の車海老を待ってくださっているたくさんの方のためになるかどうかです。

その目的の前では、責任者である私もみんなと平等です。

すばらしい考えや意見があれば私も即従い、皆で一緒に創り上げていくことが重要だと考えています。

2013年2月22日 (金)

池を育てる

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私は、エビ達が住む養殖池自体をとても大きな生き物のように考えています。

エビをたくさん育てることで、少なからず池は疲れてしまいます。

私達が目指すのは、エビを育てることと、池を育てることを両立すること。エビと池の共生です。

すべてのバランスと、結果的になされる浄化が重要だと思います。

大切な人のことを想うのと同じように、エビのこと、池のことをいつも考えながら作業にあたります。

2013年2月 8日 (金)

感動していただくために

 

 例えば何かの商品を買っていただいて、お客様に納得の域を超えて感動までしていただくには、想像以上に品質が良くなくてはいけないと思います。

では、そのような車海老を育てるにはどうしたらよいのかと、いつも考えます。

データの蓄積やノウハウや技術的なことはもちろん重要ですが、それらを継続し成長させるにはメンタル面も重要だと思います。

最終的にお客様に感動していただくには、まずは現場の同僚がお互いに感動できるくらいの仕事を日々継続しなくてはいけません。

継続するには、仕事をある意味楽しむような感覚が大事だと思います。

イヤイヤな感じや暗~い感じでどんなにいい仕事をしても、長続きしないからです。

一方で、仕事は基本的に楽しくないもので、その対価として給料があるという考え方もあるかと思います。

現場の空気は生き物のようなもので、ちょっと気が抜けたり、そういう考え方の人がいたりすると、そっちの方向へ流されてしまう危険性がいつもあります。

そうなってしまうと、対価としての給料を基準に物事を考え、その範囲内で仕事をしようとし、感動してもらえるような仕事はなかなかできません。

さらに深刻になると、仕事にあまり興味がなくなり、楽しさや喜びを感じるのは趣味など仕事外の時間で、圧倒的に長い仕事の時間はそれなりで毎日を過ごすことになります。

それでは、その人の時間や能力がすごくもったいないと思います。

どうせなら、毎日ベストを尽くして、かっこ良く仕事に熱中して過ごしたいですよね。

その方が、喜びを感じる時間がより長く、より楽しく、しぜんと感動していただけるような仕事をすることができるのではないかと思います。

ありがたいことに当養殖場では、スタッフそれぞれが、“やるな~!”“かっこいいやん!”と思わせてくれる瞬間がよくあります。

そして、そういう現場の空気を維持するために自分はどう尽くすのかということも、まだまだ未熟な私の課題の一つです。

2013年1月30日 (水)

もうすぐ出荷終了です!

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 いよいよ、出荷シーズンが終わろうとしています。

おかげさまで怪我や事故もなく、たくさんの車海老達を世の中へ贈り出すことができました。

ありがとうございました。

そして、終わった瞬間から新しいシーズンに突入していきます。

一瞬だけ喜んでホっとして、すぐに気持ちを切り替えて、また一から最善の努力を積み重ねていきたいと思います。

2013年1月 1日 (火)

2013年の抱負

 新年、明けましておめでとうございます。

昨年も全国の皆様からたくさんのご注文をいただき、ありがとうございました。

年末の最後の最後まで、スタッフの皆それぞれが同僚を活かすために行動し、また自分自身も活かされながら良いチームワークで出荷することができたと思います。

心地よい緊張感のなかでそれぞれの持ち場で懸命に頑張るスタッフ達の姿は皆美しく、大変忙しいながらもとてもすばらしい時間を過ごすことができ、私自身とても幸せを感じながら仕事に打ち込むことができました。

ありがとうございました。

本年も、スタッフ全員が昨年の自分よりもさらに1つ2つ創意工夫し、東興の車海老というブランドとともに成長できるように頑張っていきます!

旨すぎて美しすぎて、皆様の記憶に残るような車海老を目指して、ひたすら日々こだわって育てていきたいと思います。

2012年12月 8日 (土)

良いエビは人の和が育てる

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良いチームワークで、良い緊張感を保ちながら一年間作業に当たることができた場合とそうでない場合では、最終的に育った車海老が明らかに違うような気がします。

同僚といいコミュニケーションを保ちつづけることは、エビ達とコミュニケーションをとることよりも簡単なはずですが、たまに意外と難しかったりもします。

人としての変な意地やプライドがあったり、人と比べて自分は損をしているなどのマイナス思考な考え方が原因かもしれません。

いい車海老を育てるには、いいチームワークで臨機応変に対応し続けなければいけません。

変に馴れ合ったり、皆で楽な方に走ったりするのではなくて、より良い車海老を育て、より良い車海老を世の中に提供していくために、現場でどれだけ互いに意地を張りあえるかどうかが大事で、そういうメンタル的に気持ちの良い環境を整えさせてもらうのも私の使命だと考えています。

究極のところ、自分たちが海老そのもの、池そのものと一体になることが近道ですね。

2012年12月 6日 (木)

業者様へのおねがい

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飲食業界の皆様、市場業界の皆様、いつも東興産業㈱の“玄海活きくるまえび”をご愛顧いただき、ありがとうございます。

また、いつもたくさんのご注文やご指名をいただき、ありがとうございます。

弊社は毎日、各市場のセリ人と打ち合わせしながら出荷をおこなっております。

年末に向けてご希望の数量やサイズなどがありましたら、お早めにお取引先の仲卸各社様、荷受各社様へお知らせください。

私たちのできる限り、皆様のご要望におこたえできるように出荷していきたいと考えています。

よろしくお願いいたします。

2012年11月22日 (木)

meets!

2   “meets!”の、“一流、を届ける人”という記事で、東興の車海老と私のアツい思いをかっこ良く紹介していただきました。

うれしいようなちょっと恥ずかしいような、ありがとうございました!

meets!には車海老のほかにも、松浦市のとらふぐ、さば、マグロが紹介されていて、松浦市の水産ってすごいんだな~と、あらためて感動しました。

福岡のイムズB1Fの、“鷹ふぐバル松浦”という松浦市のおしゃれなアンテナショップに行けば入手できると思います。

こちらのお店では、松浦の新鮮な海産物を使ったたくさんのメニューがお得に食べられるそうです。

エビ達につきっきりでまだ行ったことがないので、早く行ってみたいです!

2012年11月15日 (木)

ながさき商工連ニュース

Photo “ながさき商工連ニュース”で、ご紹介いただきました。

福島町の特産品である車海老を、たくさんの県民のみなさまにPRでき、とてもうれしいです。

最後のページのながさき特産品PREZENTのコーナーで、玄海活きくるまえびが5名様に当たります。はじめての方にぜひ食べていただきたいですね!

2012年11月 2日 (金)

活かすしごと

 さっそく今年も、東興の車海老を食べてくださった方から、“ぷりぷりして、すごく美味しかったよ。なんでこんなに美味いとかな?”というお声をいただきました。ありがとうございます。

“毎日、みんなで一生懸命がんばって育ててます!”とお答えしたのですが、後からじっくり自分なりに考えてみました。

私がいつも現場で意識することのひとつに、“素材の持ち味を活かす”ということがあります。

車海老の養殖場における“素材”には、人、エビ、水、砂、池、えさ、土地、天候があります。

それぞれの素材のすべてに、いろんな特徴があり、いいところもあれば、もうひとつ的なところもあります。

いいところをいかに活かして、もうひとつなところをいかにおさえるか、ということが、すごく大事だと考えています。

すばらしい仕事を安定して継続するには、すべての“素材”の1つ1つを少しでも良い状態に保つ努力が常に必要です。

ただし、“素材”はそれぞれ相反する方向性を持っていたりして、どれかを重要視しすぎると、どれかを軽視せざるを得ない状況もあったりするので、素材1つ1つのバランスと、全体のバランスの両方が大事なんだと思います。

例えば、素材のなかの“人”で考えた場合、私以外の養殖場スタッフそれぞれのいいところを集めると、

“情熱的”に、“経験”を活かして、いつも“冷静”に行動し、“信念”を持って育てたエビ達を、“繊細”な気配りで、“一生懸命”に、“温厚”な雰囲気で、“実直”にエビと向き合い、楽しく“努力”し、“臨機応変”に対応しながら、選別し日々出荷することができます。

全国の皆様に喜んでいただけるように、あらゆる“素材”の持ち味、いいところを活かし続けながら、いいしごとをし続けたいと思います。

2012年10月22日 (月)

車海老に成る

 1022 すっかり秋らしくなり、池のなかもずいぶん涼しくなってきました。

くるまえびを育てる僕達のしごとも、いよいよ仕上げの段階に入っていきます。

えび達は迫り来る冬を感じ、栄養を蓄えようとエサをたくさん食べて、身がパンパンに張ってきました。

味、美しさ、生命力のすべてがますます向上してきています。

今年は豪雨・赤潮・猛暑で厳しい気象条件だった割には、想像以上にすばらしいえびに育ってくれたと思います。

スタッフ全員で、一日も妥協せず地道に努力を続けた成果を、えび達はその強く美しい姿で表現してくれている様です。

えび達に感謝、お客様に感謝、同僚や家族や会社の皆様に感謝です。

ありがとうございます!

2012年9月24日 (月)

精悍な横顔

92 台風以来、すっかり気持ちの良い秋になりエビ達はぐんぐん成長しています。

エビ達は、ついこの前まであどけない表情だったのですが、すっかり勇ましい顔つきになりました。

なんとなく、大人な雰囲気を感じますね・・・。

10月もガッチリと気を引き締めて、さらに美しく強い車エビに育つよう、追求していきます!

2012年8月28日 (火)

いよいよ!

8  出荷再開しました!

まだ小ぶりなサイズですが、1日1日どんどん大きくなっていきます。

9月のサイズは40型~80型中心になる見込みです。

今シーズンもよろしくお願いいたします!

2012年8月17日 (金)

ちょっと出荷お休みします

24817 昨日、日の浦養殖場の出荷部屋のエアコン(30年物)が急にピタッと止まり、ついにお空へ飛んでいってしまいました。

そろそろ本格的に出荷開始しようかな~と考えていたのですが、新しいエアコンが設置されるまで、何日かお休みすることにしました。

今のところ、来週中には出荷再開できる予定です。

実は、籾の浦養殖場では32年物のエアコンがバリバリ現役でがんばっています。

昔の電化製品ってデカいだけあって相当タフな作りになっているようですね。

2012年8月 4日 (土)

暑かですね!

728 “おはよう!”の挨拶が“今日もぬっかばい!(今日も暑いですね!)”に変わり、ずいぶん時が経つような気がします。

今年は、豪雨、赤潮、猛暑のどれもが記録的で大変ですが、僕達現場スタッフも記録的な集中力でなんとか対応しています。

自然相手、生物相手のしごとは、なかなか思ったようにいかないものです。

コントロールできない自然の流れのなかで養殖池と車エビに寄り添いながら、次々と出されるはっきりとした正解のないクイズに日々悩み、悩み抜いて対処していくことの連続のような感じです。

そんななか、車海老達は毎日元気な姿を見せてくれています。

繊細なような強いような、不思議な子達だな~と実感します。

2012年7月 5日 (木)

よく降りますね~

2_3     今年は梅雨らしい梅雨になりました。

長時間は続かないのですが、3日に1回くらいドバーっと豪雨が降ります。

籾の浦養殖場では、山水が滝の様に流れてきてあっと言う間に床下浸水しました。

養殖池の方は、少し塩分濃度が低くなったくらいで被害はありませんのでご安心ください。

近くでもけっこう災害が発生しているようで、まだまだ警戒が必要ですね。

追伸:お知らせです。

冷凍車海老・味噌漬け・酒粕漬けは売り切れになってしまいました。

活車海老は8月中旬~下旬頃から市場向けの出荷を予定しています。(小型サイズから始まり、12月に向けて大きくなっていきます。)

同時に、冷凍車海老の小型サイズも生産します。

暑い時期は温度管理が難しいので、活車海老の個別配送はできませんが、冷凍ものでしたらクール便で配送可能です。

小型サイズの冷凍車海老は、8月下旬~9月中旬の期間だけの限定生産になりますので、業務関係のお客様は事前に数量のご予約をお願いいたします。

2012年6月23日 (土)

エビとともに

Photo いよいよ、育成シーズンに入りました。

糸の様に細かった赤ちゃんエビ達は、

Photo_2 毎日きれいな砂の中で寝て、美味しいプランクトンをもりもり食べて、あっという間に体重が100倍に増えました。

毎日ウエットスーツを着てボンベを背負って潜水作業をしている僕達は、逆に体重が数キロ減ってきています。

でも、あるメタボの人だけはなぜか体重増加している様で、“ずるい!なんで!?”と、女子の様な事を言って来ます。

客観的に自分を見つめなおすことって大切なんですね。

今シーズンも、スタッフみんな公私共にいろんな事があると思いますが、エビ達と共に毎日を精一杯生きて成長していきたいと思います。

2012年5月15日 (火)

準備完了!

Photo_2 一つ一つの行程を大切に、長い道のりを乗り越えて、やっと美しい池に仕上がりました。

これだけ綺麗な環境を整えてあげれば、エビやプランクトンや他の様々な生物達にも気持ちよく過ごしていただけると思います。

まずは微生物から気持ちよく住んでもらうことが、最終的に車海老の美味しさにつながるのかもしれないですね。

自然をコントロールするのではなくて、良いバランスを保つお手伝いをする感覚が大事な気がします。

砂を良く見ると、うさぎがぴょんぴょん走り回った様な足あとを発見!

僕も裸足で走り回ってみようかな~と思ったのですが、同僚スタッフにすごく怒られそうなのでやめておきました。

2012年4月 4日 (水)

愛ですね

 2012 毎日、毎日、僕達は広~い池をひたすら整備しています。

いい車エビを育てるには、エビを愛することが大事です。

エビを愛したいなら、まずは池を愛することが大事です。

池の隅々まで、何度も触って、ほぐして、太陽や雨風と一緒になって、ひたすら愛します。

自分がエビになったつもりで、砂に這いつくばって触って確かめて考えてみます。

見るだけでは分からないたくさんのことに気づきます。

もっともっと綺麗で柔らかい池をめざして、整備の日々はまだまだ続きます。

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