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マニアック豆知識

2009年10月10日 (土)

大吉の予感

Photo_5茹でたてで赤くおいしそうに見えるこのエビは、僕達の間で通称“ピンクちゃん”と呼ばれる幻の車エビです。

決して茹でたわけではなく、通常のエビと比べるとびっくりするくらい赤いですが、ビンビンに活きています。

10万尾に1尾くらいの確率でしかお目にかかれない幻のエビなので、このエビを見ると願い事が叶うという、とてもマニアックなうわさがあります。

早朝の水揚げ作業中に発見した某スタッフは“パチンコで勝てますように”と願い勝負に出かけたようですが、夕方には“もう、パチンコはイヤになったばい・・・”と、がっくり肩を落とし帰ってきました。

彼は長い間パチンコをやめたくてもなかなかやめきれなかったのですが、“ピンクちゃん”はそっちの願いを叶えてくれたようです。

2009年8月25日 (火)

ゴハンの食べ方

Photo “エビちゃんはどんな風にゴハンを食べると~?”と、娘に聞かれました。

小さいエビが水槽の中でちょこちょこ食べるようなかわいらしい姿を想像したようです。

しかし、そんなことはありません。

たくさんある細い腕と小さいハサミ状の指先を超高速で動かし、興奮した様子で餌を猛烈にかじりまくって食べます。

お腹の下の遊泳肢もシャカシャカ動かし、抱えた餌を仲間に取られないように泳いだり、あっという間に砂に潜って臭いを消し、潜ったまま食べたりします。

実は、かなりどう猛で、いじきたなかったりするのです。

6歳と3歳の娘にそのまま伝えるとイメージダウンは避けられないので、“み~んなお行儀よくおりこうさんに食べてるよ~”と報告しました。

2009年6月23日 (火)

謎の生命体

Photo

潜水作業中に、なんか水がピコピコ動いてるな~と思ってよく見てみると、あたり一面霧のように見えるのはカイアシ類(スケッチ参照)の巨大群集です。

あ~、僕は今きっと、何億匹というカイアシ類達に包まれているんだな~と、不思議な快感をおぼえるのも、この時期の風物詩です。

エビ達は、このカイアシ類も大好物なようで、好んでその群れの中にいたりします。実際に、エビの腸管の中にはいろんなプランクトンと一緒にこのカイアシ類がよく見られます。

毎年、東興の養殖場では、珪藻→カイアシ類→ゴカイの大発生が順番に訪れます。天然の鮮度ビンビンの豊富なエサに恵まれているのは実にありがたいことです。

大自然に感謝。

2009年5月 9日 (土)

実にいい・・・

Photo 健康な生物を育てるには、環境が大事です。

車海老にとっての環境とは、大きく分けて水と砂です。

悪い環境の中にいれば免疫力が低下し、病気にかかりやすくなります。

いい環境で栄養バランスよくのびのび育てればすばらしい生物が育ちます。

私達が砂にこだわるのは、当たり前の話ですがそのためです。

車海老は砂の中で眠ります。

夜に活動する時は、泳ぐよりもむしろ砂の上を這って移動します。

食事も砂の上や砂の中でします。

つまり生活のほとんどの時間を、いつも砂と触れあいながら過ごすわけです。

だから僕達は、エビの皆様方に気持ちよく生活して頂くため、砂の一粒にも精一杯つくします。

東興の養殖場では、エビ達はセレブな生活を送っているのです。

2009年4月27日 (月)

砂を極める

Photo ひたすら砂のお手入れをすること100日が経ちました。

砂は本来のピンクがかった美しい色を取り戻し、さらさらのきれいな状態に仕上がりつつあります。

太陽・雨・風の偉大なパワーを最大限に活かすため、毎日コツコツとした仕事を積み重ねることによってこの砂はやっとできあがります。

いろいろな理由はありますが、とにかく、まずはこの最高の砂の状態を作ることがいい車海老を育てる第一条件なのです!

まだ池には水さえも入っていませんが、すでに現場にはピーンと張り詰めた緊張感が漂ってきました。

今シーズンも完璧なスタートが切れそうです。

2009年1月18日 (日)

おとなの証

Photo HIROさんからマニアックなコメントを頂きましたので、紹介します。

前回、えびの大・小のお話をしました。

同じように育ててるのになぜか大きく育つエビは、実はほとんどがメスで、逆にすごく小さいエビはほとんどがオスです。

オスとメスの違いは足の付け根の生殖器をみればすぐに分かります。

オスはやはり突起物みたいなのが付いてます。写真はメスで、リボンみたいなものが付いてますが、これは交尾栓といって、交尾の後に精子を体内に貯蔵するためキュッと栓をされたところです。

つまりHをした動かぬ証拠ですので、たまにスタッフが妄想してキャーキャー言っています。

交尾はメスが脱皮直後のプルプル状態の時に行われるそうです。脱皮で体力を消耗してヘトヘトなのにオスの相手をしてあげてるとは・・・。愛って深いですね。

2008年11月19日 (水)

オガクズその2

Photo_2

当社の使うオガクズは、大分県の日田産杉100%です。

色々なオガクズを試した結果、香りと品質の面で決定しました。

このオガクズは、木材を作った時にできる端っこの部分とか、角材にならない部分を集めて有効利用しているそうです。

山で余ったものが車海老の役に立つとはなかなか粋な話ですね。

2008年11月 3日 (月)

なぜオガクズなのか

Photo なぜ車海老をオガクズに入れるの?とよく聞かれます。

オガクズは、保温性・保湿性・耐衝撃性に優れているうえ、抗菌性・消臭性もかねそなえています。

エビはエラが濡れてさえいれば呼吸できますので、箱の中での温度・湿度の条件が良ければ、冬場はオガクズに入れたままで1週間くらいもつこともあります。

ただし、いくら保温性に優れているといっても、輸送や保管の時に暖まったり、冷えすぎたりすると車海老は死んでしまいます。

温暖化で保管は難しくなってきましたが、オガクズは車海老の出荷に最適なのです。

2008年10月28日 (火)

選別とは

Photo 車海老の選別は機械ではできません。

サイズ・活きの良さ・色・身のしまり・キズの有り無しなど判断の要素がたくさんあり、複雑すぎるからです。

特に、活きの良さ・身のしまりというのは、指で触ってはじめて正確に分かります。

また、エビ達は生き物ですから毎日成長していきますし、日によって体調も変わります。

その微妙な変化を感じ取ってすぐに対応しなければいけません。

つまり選別という作業自体も、毎日変化していく生き物なのです。

2008年10月11日 (土)

女心と秋の空

P これはエビカゴです。

カゴの中に餌を付けて仕掛け、うまそうな匂いにつられて夜中に自分で入ってくる仕組みです。

このカゴを多い時は100個程池に仕掛けてエビをどんどん水揚げしていきます。

しかし、相手は心の読めない車海老です。

天気、潮回り、水温、脱皮などなど、色んな要因によってエビ達の気分はコロコロ変わりますので、僕達の思うようには入ってくれません。

女性もエビも男性の思い通りにはいかない様です。

2008年10月 3日 (金)

くるくる

Pこれは通称くるくるの水流機です。

酸素の供給はあまりないですが、水流はかなり強いです。

パタパタと組み合わせることで、エビにとってほど良い流れを作ります。

潜水すると、流れるプールの様に流されます。

その中を潜水して移動するのは大変ですが、全身運動なのでダイエット効果が期待できます。

2008年9月30日 (火)

パタパタ

P2

養殖場は、洗濯機の様な円回転の水流をつけることによって、落ちたプランクトンやフンや脱皮殻などを池の中心に集める構造になっています。

これは通称パタパタの羽型水車です。

水流に加え、空気中の酸素を水中に供給する役割を果たします。

中央に見えるペラには穴がたくさん開いていて、水と空気を撹拌しやすい構造になっています。

ペラをじーっと見つめるとなぜか乗り物酔いします。

2008年9月23日 (火)

味と香り

私はたまに配合飼料を味見してみるのですが、餌の味と香りは、種類によって微妙に違います。

おそらく原料のイカの割合が多いとか少ないとか、取れた場所で魚の味が違うように、原料自体の取れた産地が違うのかも知れません。

個人的には、ゴールドプローンという餌のあっさりした中にも上品さのあるイカ系の香りが好きです。味はどの餌も高タンパク低脂肪なのでとてもあっさりしています。

もし生き物を飼ってあれば、一度エサを味見してみることをお勧めします。

こんな味と香りが好きなんだな~とお分かり頂けると思います。

2008年9月20日 (土)

餌は命!

P3_2 品質の良い配合飼料を与えることは、安心・安全な車海老をそだてることにおいてものすごく重要です。

というのも、抗生物質などの薬品は一切使わないので、いかにストレスを与えず、栄養バランスよく、健康で元気に育てるかというのが最大のポイントだからです。

また、配合飼料は熱を加えて作る過程で細菌やウイルスなどが死滅するので、餌からの病気の水平感染を防ぐ役割もありますし、乾燥させてあり保存が効くので品質が安定していて清潔です。

とにかく、人間の食べ物みたいに調味料・保存料・着色料などの食品添加物はもちろん入っておらず、すべて天然由来ですから与える方も安心ですし、一生懸命に育てた車海老を安心して食べて頂けるので気持ちがいいです。

2008年9月16日 (火)

Q,車海老の餌ってな~に?

P  車海老の餌は、池の中のプランクトンやゴカイ類、そしてこの配合飼料です。

一般の方は、配合飼料ってなんとなく人工的でネガティブなイメージを持っているのでは?と思いますが、そんなことはありません。

くるまえびの配合飼料は実によく研究されています。飼料会社の研究所と工場で、日々試行錯誤と飼料試験を行いながら進化し続けているのです。

原料は、魚・えび・イカ・貝・小麦粉、ビタミン類、色素で、すべて天然由来です。私が食べてもまったく問題ありません。

それぞれの原料は常に厳しく品質をチェックされ、製品の品質がきちんと保てる様に作られています。

当社が採用している餌は、㈱ヒガシマルという信頼と実績ある会社で生産されています。

2008年9月 7日 (日)

よか水きゃ

P_3 植物プランクトンのお話の続きです。

車えびは太陽光の届く明るいところを嫌いますので、植物プランクトンがいるおかげで水の透明度が下がり、ストレスを与えにくくなります。

また、植物プランクトンは車えびのエサである動物プランクトンのエサになりますから、その存在はすご~く大事なのです。

もしも養殖場に行く機会があり、池の水が濁っていたら、“なんか濁っててきたないな~”なんて思わずに、“いい水できてるな~”と感じてください。

2008年9月 4日 (木)

よか水ばい

P2_2 植物プランクトンを育てることはとても重要です。

植物プランクトンは光合成をして酸素を作ってくれますから、適度な植物プランクトン数を維持することによって、DO(水中の溶存酸素)もコントロールできます。

おもしろいことに、植物プランクトンの種類によって池の色は変わります。

珪藻が多い時は茶色になります。緑藻が多い時は緑色になります。朝は茶色だったのに夕方気づいたら緑色なんていうこともあります。また、冬になると池の中でプランクトンは繁殖しにくくなるので透明になることもあります。

どの種類にしても自然のものなので完全にコントロールすることは不可能ですが、適度な濃さを保つことにとても神経を使っています。

2008年7月10日 (木)

DO you know?

2 DOとは、水中の溶存酸素量です。

車海老も動物ですから、もちろん酸素が常にないと生きれません。

ところがこれからの暑い夏、DOはどんどん低くなっていきます。

水温が高いと、気体は液体に溶け込みにくくなるからです。

炭酸飲料が冷たい時は長時間シュワシュワしてますが、ぬるい時はすぐにシュワシュワしなくなるのと同じです。

だから、DOメーターで常に計測して、酸素不足にならないように水をたくさん入れ替えたり、エサの量を調節したりしなければいけません。

スタッフのエビ職人の中には、“DOは測るもんじゃない、感じるんだよ・・・”と、悟りを開いてる人もいますが・・・。

2008年6月25日 (水)

長ーーーい生物

P1010033 毎年この時期になると砂にゴカイが発生します。

ゴカイは自分の体にぴったりの巣を作るのですが、成長と供にどんどん伸びていき、砂の表面はあっちもこっちもゴカイの巣だらけ~になります。注:ゴカイは水中で見るときれいです。気持ち悪くはないですよ。

ところが、ある時期になると急にいなくなります。

ゴカイは、実はえびたちの大好物なのです。

えびは水中でゴカイと接触すると、急にスイッチが入ったようにガバッと勢いよく抱きつき、すごくおいしそうにかぶりつきます。

食事中にそーっと近づいてみましたがこちらに気づいても放すことはなく、“邪魔しないで・・・”と、私にテレパシーを送ってきたかと思うと、自分よりも長ーーーいゴカイを抱いたままシュシュシューっと泳いで姿を消しました。

ゴカイはどんな味でしょうか?

外はつるつるしこしこ、中はジューシーかな?